本文へ移動

ちいさな総務室小さな会社の事務の味方

メニュー

情報共有・プロジェクト管理

紙・Excel・メールに分散した情報を整理する手順

PRこのページには広告を含みます。

紙のメモ、Excelの表、メールの履歴に情報が分かれていると、探すだけで時間が過ぎてしまいます。この記事では、従業員0〜10人程度の小さな会社やひとり社長さん向けに、無理なく整理を進める手順と、ツールに切り替えるかどうかの判断材料を整理します。

紙・Excel・メールに分散した情報を整理する手順とは

まず、いきなり全部を整理しようとしないことが大切です。紙のメモ、Excelファイル、メールのフォルダ、チャットのやり取りなど、いま情報が置かれている場所を書き出し、それぞれに何が入っているかを確認します。たとえば「紙=お客様からの依頼メモ」「Excel=見積もりと請求の管理」「メール=契約や見積もりのやり取り」といった具合です。ここで大事なのは、情報の量よりも、どこに何があるかを把握することです。書き出したら、お客様名や案件名、日付など、後から探すときの手がかりをひとつ決めておくと、次の作業が進めやすくなります。

次に、よく使う情報から順番に、探しやすい置き場所を決めていきます。たとえば、毎日のように確認する情報は、社内で共有できる場所にまとめ、月に一度しか見ない情報は、決めたフォルダに保管する、といったルールです。すべてを完璧にそろえる必要はありません。社長さんやご担当者さんが「これがあれば困らない」と思える範囲から始めて、必要になったら足していくのが現実的です。Excelのままでも足りる場合も多いので、いまのやり方で不便を感じていないなら、無理にツールを導入しなくても大丈夫です。

整理を進めるときは、誰が、いつ、何を更新するかを決めておくと、後戻りが少なくなります。たとえば「新しい依頼が来たら、その日のうちに共有の表に一行だけ入力する」といった小さな決めごとで構いません。決めごとが増えすぎると続かないので、まずはひとつかふたつに絞り、慣れてきたら増やすのがおすすめです。判断に迷うときは、情報を探す時間が長くなっているか、同じ内容を何度も確認していないかを目安にしてみてください。

人数と予算に合わせた共有方法の選び方

情報共有の方法を選ぶときは、会社の人数と、予算、そして仕事の内容を分けて考えます。ひとり社長さんで、自分だけが使う情報が中心であれば、Excelやスマートフォンのメモ機能で足りることがあります。従業員が数人いて、複数人で同じ情報を見たり更新したりする場合は、紙やExcelのままだと更新の抜けや重複が起きやすくなるため、共有しやすい仕組みを検討する場面が出てきます。ただし、人数が多いから必ずツールが必要、ということではありません。実際に困っているかどうかを基準にしてください。

予算の考え方も、費用の額だけで判断しないのがポイントです。無料で使える範囲で試せるサービスもありますが、使える機能や条件はサービスや時期によって変わります。料金や無料プランの範囲、機能の有無は、必ず公式サイトの情報で確認してください。また、月々の費用だけでなく、設定や入力の手間、使い方を覚える時間も含めて考えると、自社に合うかどうかを判断しやすくなります。導入前に、いまの作業がどれくらいの時間で終わっているかを一度測っておくと、導入後の変化を比べやすくなります。

どんな内容を共有したいかによっても、向いている方法は変わります。お客様の連絡先や案件の進み具合、請求書の状況、社内の連絡事項など、扱う情報の種類ごとにまとめ方を決めると整理しやすくなります。法人と個人事業主では必要な手続きや管理の仕方が異なる部分もあるため、自分がどちらに当てはまるかを確認したうえで、必要な機能を選んでください。迷ったときは、いま使っている方法で足りている部分と、不便を感じている部分を分けて書き出すことから始めましょう。

ツールを検討し始めるタイミング

ツールの導入を考え始める目安として、次のような状態が続いているかどうかを確認してみてください。ひとつは、情報を探すのに毎回時間がかかっていること。もうひとつは、同じ情報を二重に管理していたり、更新したはずの内容が古いままになっていたりすること。さらに、社内で「どこに何があるか分からない」という声が出ている場合は、共有の仕組みを見直すタイミングかもしれません。ただし、これらはあくまで目安です。実際にどれくらいの時間がかかっているかを自社で測ってみると、判断しやすくなります。

ツールを検討するときは、いきなり有料のものを契約するのではなく、まず無料で試せる範囲から始めるのが安心です。無料で試す場合も、どの機能が使えて、どの機能が有料になるのかはサービスや時期によって変わるため、公式サイトで最新の条件を確認してください。試すときは、本番の情報を全部入れるのではなく、一部のデータで試し、使い勝手や他の人との共有のしやすさを確かめると失敗が少なくなります。

導入するかどうかを決める前に、いまの方法を続ける場合の負担と、ツールを使う場合の準備の手間を比べてみましょう。たとえば、Excelのままで足りる場合もありますし、紙のほうが確認しやすい場面もあります。無理に切り替える必要はありません。大切なのは、社長さんやご担当者さんが無理なく続けられる方法を選ぶことです。判断に迷ったら、まずはいまの作業を書き出し、どの情報を誰がよく使うかを整理するところから始めてみてください。

導入前に確認しておきたいポイント

ツールや新しい仕組みを導入する前に、確認しておきたいことがいくつかあります。まず、いま使っている情報のうち、どの情報を共有したいのか、誰が使うのかを具体的にしておきます。次に、いまの作業の流れを簡単に書き出し、新しい方法に変えたときに、どの作業が減り、どの作業が増えるかを想像してみます。入力の手間が増えてしまうと、続かなくなることがあるためです。また、個人情報や取引先の情報を扱う場合は、社内で誰がどこまで見られるようにするかを決めておくと安心です。

法令に関わる情報の保存や扱いについては、法令の定めがあるため、具体的な内容は公式の案内や専門家に確認してください。この記事では、保存年数や義務の有無といった個別の条件には触れません。判断が必要な場面では、必ず最新の公式情報を確認するようにしてください。

導入を決めた後も、少しずつ運用を変えていくのが現実的です。最初から完璧なルールを作るのではなく、使いながら「この入力は必要だった」「この情報は共有しなくてよかった」と見直していくことで、自社に合った形に整っていきます。見直しのタイミングは、月に一度など、あらかじめ決めておくと続けやすくなります。

よくある質問

「Excelのままで足りるのでしょうか」というご質問をよくいただきます。結論からいうと、いまの方法で困っていないなら、無理に変える必要はありません。ただし、情報を探す時間が長くなっている、更新の抜けが起きている、複数人で同じ情報を見たいといった状況があるなら、共有の方法を見直すことを検討してもよいでしょう。判断の目安として、いまの作業にかかっている時間を一度測ってみてください。

「無料の範囲でどこまでできるのか」も気になるところです。無料で使える範囲や機能はサービスによって異なり、同じサービスでも時期によって変わることがあります。正確な条件は公式サイトで確認してください。無料で試す場合は、一部のデータで使い勝手を確かめ、社内で続けられるかどうかを見極めるのがおすすめです。

「紙の情報はどうすればよいか」というご質問もあります。紙のメモや書類をすべてデータに置き換える必要はありません。よく使う情報だけを共有の場所に移し、保管が必要なものは決めた場所にまとめておく、という分け方でも十分です。大切なのは、必要なときにすぐ取り出せる状態にしておくことです。

整理のゴールと最初の一歩

情報整理のゴールは、すべてを完璧に管理することではなく、必要なときに必要な情報をすぐ見つけられる状態にすることです。社長さんやご担当者さんが、お客様からの問い合わせにすぐ答えられる、請求の状況を確認できる、社内で同じ情報を共有できる、といった状態を目指しましょう。いきなり全部を変えるのではなく、よく使う情報から順番に整理していくのが、無理なく続けるコツです。

最初の一歩としては、いま情報がどこにあるかを書き出すことから始めてみてください。紙、Excel、メール、チャットなど、置き場所ごとに何が入っているかを確認し、よく使う情報をひとつ選んで、共有しやすい場所にまとめてみます。そのうえで、探す時間が長いかどうか、更新の抜けがないかを確認し、必要であればツールの導入を検討する、という順番がおすすめです。

ツールを選ぶ際は、料金や機能を公式サイトで確認し、無料で試せる範囲から始めてください。法人と個人事業主では必要な手続きや管理の仕方が異なるため、ご自身の状況に合わせて判断することが大切です。この記事が、小さな会社の情報整理を進めるきっかけになればうれしいです。

PRエックスサーバー株式会社

XServerドライブ